2010年04月06日

体罰について

犬をしつける際の体罰については、絶対に良くないとする否定派と、犬は言葉が分からないから体罰も必要という肯定派とに分かれます。

犬はもともと、親犬に噛まれることで、群れの中のルールを教えられてきました。
そうした習性を考えると、物事の善悪は身体の痛みによって教えた方が良いというのが肯定派の考えの一つです。
つまり、肯定派の方にとっても、感情的になって叩くなどの体罰はやはり良くないということになります。

確かに、悪い行動を叱るときに体罰を与えることは、とても分かりやすい叱り方ですし、飼い主の怒っているという感情をストレートに伝えることも出来ます。
そのタイミングと痛みの与え方さえ間違えなければ、犬は一度で善悪を理解することも可能で、問題行動がエスカレートすること防ぎます。
逆に、体罰を与えるタイミングを少しでも間違えば、何が原因で体罰を受けたのか、犬は全く理解することが出来ません。
犬には痛みと恐怖心のみが残ります。
そういった、体罰を受けたことによる精神的なトラウマは、一度受けてしまうとなかなか消し去ることはできません。

善悪の判断のついていないうちに体罰を与えることで従わせようとしても、犬には悪いことをしたから体罰を受けたという認識はありません。
体罰を受けることで、せっかく犬との間に築いた信頼関係も失われていくことになります。

何かの競技会に出場するための訓練などの目的ではなく、一般の家庭でのしつけということでしたら、体罰によるメリットはないと考えたほうがいいいでしょう。

ニックネーム sshitukedog at 17:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一貫した態度をとる

犬の行動に対して、常に一貫した態度をとるということも、しつけには大切です。

犬が人を噛んだとき、噛まれた相手によって怒ったり怒らなかったり、また、飼い主が勝手に「甘噛みだろう」と判断して許したりすることは、犬を混乱させるだけです。
犬は、確かに頭の良い動物ですが、良い時と悪い時の状況の判断はできません。
ダメだと決めた事をしてしまった時は、どんな状況であろうと制限や禁止をして叱り、正しい事をした時はどんな時でもすぐに褒めるようにしましょう。
また、「ダメ!」と声にしてはみたものの、きちんと最後まで制限や禁止が出来ていないなど、叱り方が中途半端になることが続くと、犬は「駄々をこねれば通る」ということを覚えていきます。
そうなってしまったら、その以後のしつけは一層難しいものになってしまいます。

犬に対する号令を統一することも必要です。
当然ですが、犬は人間の言葉を十分に理解することは出来ません。
一つのことに対していろいろな言葉で命令することも、犬を混乱させることになります。
分かりやすいアクセントをつけた短い言葉を、しつけをする人間全員が統一して使うようにしてください。

最後に、しつけを行うときは、その場ですぐに行うようにしましょう。
叱る場合も褒める場合も、犬が行動を起こしたらすぐに声を掛けます。
時間が経ってから声を掛けても、犬は何のことを言われているのか分からず、せっかくのしつけも意味がなくなってしまいます。

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信頼関係を築く

犬のしつけにとって、順位の確立は非常に大切なことに変わりはありませんが、全てを上下関係だけで解決させることはできません。
リーダーと認めたものの命令に従うということは、リーダーが群れを守ってくれているという安心感に裏づけされているもので、いわば上下関係は、信頼関係の上に成り立っているといえます。
犬のしつけにおいても、この信頼関係は、非常に大事になります。

信頼関係を得るためには、まず、犬の個性を見極めましょう。
犬にも人間と同じように、いろいろな性格があります。
人懐っこい性格や人見知りする性格、積極的か消極的か、長所短所を含めて、性格や個性を把握しましょう。
そのためには、犬の行動や表情をよく観察します。
時間を掛けて犬を見守っていくうちに、臆病で小さな物音にもビクッとする犬や、発育が遅れ気味で活発的でない犬など、それぞれの個性も見えてきます。
その上で個性に合わせたしつけを考えていきましょう。
しつけを始める前に、犬との間にこうした時間を持つこと自体も、信頼関係を築いていくことに繋がります。

何が何でも犬より上位に立たなくてはという思いや、絶対に服従させるということばかり考えていては、犬との信頼関係は築けません。
犬の性格や飼い主自身の性格に合わせて、しつけの項目を増減したり、しつけていく順番を変えていくことも重要です。
なにより、性格や個性に応じたしつけは、飼い主にも犬にもストレスがかからずに済みます。
ニックネーム sshitukedog at 17:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リーダーになる


犬をしつけるための基本中の基本は、飼い主が犬のリーダーになることです。

犬は群れの中で縦社会を築いて生活するという習性を持っています。
自分の立場が、相手に対して上か下かという順位の決定を常に行い、順位が上のものの命令には従わなければなりません。
順位の一番上に立つものは、絶対の権力とともに、群れを守っていくという役割も担わなくてはならず、統率力も必要です。
下の立場のものは、自分より上の立場のリーダーの命令に従わなくてはならない代わりに、群れを守っていくという仕事をしなくても済み、リーダーに群れ全体が守られているという安心感を得ながら生活していくことができます。
そのため、自分を任せることが出来ないと判断されたら、リーダーは失格です。
統率力は失われ、命令を聞くことはなくなります。

このように、犬のしつけには、飼い主がリーダーになるということは絶対不可欠なことですが、決して簡単なことではありません。
リーダーとして、常に、犬から信用されるような行動をとらなくてはいけません。

一緒に暮らす家族や、そのほかの人間、周りの犬の間でも、犬は自分の順位の確認や決定を行っています。
飼い主はそれらも全て念頭に入れておかなくてはなりません。
犬が自分より順位が下だと判断した者を、リーダーである飼い主が、上位である自分より可愛がるようなことは、犬には理解できないことになります。
そういう意味で、特に家族間の順位付けでは、必ず犬が最下位になるようにする必要があります。



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