2010年09月23日

名前を呼んで叱らない

犬をしつけるにあたって、甘やかさないということの次に注意したいのは、「名前を呼んで叱らない」ということではないでしょうか。

名前を呼んでこちらに来させるとか、名前を呼んで戻ってこさせるという行動を教えることは、しつけの第一歩であり、あらゆるしつけにおいての基本ともなるべき行動です。

看護師の求人を神奈川県で行っている病院で聞いたのですが、
犬が何か失敗をした時、咄嗟についつい名前を呼んでしまいがちですが、名前を呼んで飼い主の方へ来させてから叱ることが続くと、犬は、「名前を呼ばれる=叱られる」ということを覚えてしまいます。
そうすると、いくら名前を呼んでも飼い主の方へ来なくなってしまいます。
名前を呼んでもこっちに戻ってこなかったり、聞こえないふりをしたり、ましてや逃げてしまうようになると、その後のしつけは大変難しくなります。

叱るときは、名前を呼んでこちらに来させてから叱るのではなく、飼い主が犬のほうへ行って叱るようにします。
犬の名前を呼ぶときは、必ず、ほめたり、食事を与えたり、遊んだりなど、犬にとって快適な時間、いいことが起こるという期待を持たせるようにしましょう。

これは、ほかのしつけにも言えることですが、何かを教えるときは、○○をしたらいい事が起きた(ほめられた、おやつをもらえたなど)と認識させることが大切です。
犬は、「叱られた=悪いことをした(=だからもうしない)」と認識することはしません。
「褒められた=良い事が起きた(=だから繰り返してしよう)」と認識することで、教えたことを繰り返すようになります。


ニックネーム sshitukedog at 04:26| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月25日

マウントの意味


マウントは、主従関係の上位を示す行動であり、子犬のころでは、重要な遊びの一つにもあります。

子犬は、マウントを通じて自分の肉体的な能力や強さを確認していきます。
群れの中で自分は強いのか弱いのか、どうすれば他の犬に勝てるのか、負けたと相手に伝えるにはどうすればいいのかを学んでいきます。
そういった自分の強さや弱さが全く分からないまま大人になってしまうと、周りに対する恐怖心だけが大きくなり、いろいろな場面で問題が生じてくるようになります。
特に、自分は負けたということを相手に伝え、痛い事を止めてもらうという方法を知らないまま育った犬は、他の犬を過剰に恐れる犬恐怖症になってしまいます。
ニックネーム sshitukedog at 08:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月07日

甘やかさない

しつけが思うように進まないと、時に「これくらいは、まぁいいや。」という気持ちになってしまいますが、一度決めたことに関しては絶対に妥協をしてはいけません。
また、褒美としてのおやつを過剰に与えることもやめましょう。
これらのことは、犬を可愛がっているということではなく、単に甘やかしているだけです。

また、一度出した命令を取り下げるようなこともしてはいけません。
食事の前に「おすわり」と命令をだしたのに、座らないから仕方がないといって食事を与えてしまうと、命令に従わなくてもいいということを覚えてしまいます。
ただし、命令に従わせるまでに時間がかかりすぎるのも逆効果です。
犬はそれほど集中力がありません。
二度命令を出して従わないときは、お尻を押さえて座らせるなど、飼い主が手伝ってやります。
手伝って出来た場合でも、命令に従ったことになりますので、必ず褒めます。
飼い主が甘やかしたり、命令を取り下げたりして、しつけの基準を曖昧にさせてしまうことで、犬はいけない事が何なのか分からなくなりますし、自分が家族(群れ)の中のリーダー、もしくはリーダーの次に偉いのではないかを思わせてしまうことになります。
犬は、一度や二度教えただけで覚えるということは、まずありません。
従わないから、出来ないからといって、カッとなって叱ることはやめてください。
出来ない場合は、叱らずに、手伝って出来るようにしてあげればいいのです。
根気よく教え、反復練習を繰り返して覚えさせていきます。



ニックネーム sshitukedog at 15:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月06日

体罰について

犬をしつける際の体罰については、絶対に良くないとする否定派と、犬は言葉が分からないから体罰も必要という肯定派とに分かれます。

犬はもともと、親犬に噛まれることで、群れの中のルールを教えられてきました。
そうした習性を考えると、物事の善悪は身体の痛みによって教えた方が良いというのが肯定派の考えの一つです。
つまり、肯定派の方にとっても、感情的になって叩くなどの体罰はやはり良くないということになります。

確かに、悪い行動を叱るときに体罰を与えることは、とても分かりやすい叱り方ですし、飼い主の怒っているという感情をストレートに伝えることも出来ます。
そのタイミングと痛みの与え方さえ間違えなければ、犬は一度で善悪を理解することも可能で、問題行動がエスカレートすること防ぎます。
逆に、体罰を与えるタイミングを少しでも間違えば、何が原因で体罰を受けたのか、犬は全く理解することが出来ません。
犬には痛みと恐怖心のみが残ります。
そういった、体罰を受けたことによる精神的なトラウマは、一度受けてしまうとなかなか消し去ることはできません。

善悪の判断のついていないうちに体罰を与えることで従わせようとしても、犬には悪いことをしたから体罰を受けたという認識はありません。
体罰を受けることで、せっかく犬との間に築いた信頼関係も失われていくことになります。

何かの競技会に出場するための訓練などの目的ではなく、一般の家庭でのしつけということでしたら、体罰によるメリットはないと考えたほうがいいいでしょう。
ニックネーム sshitukedog at 17:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一貫した態度をとる

犬の行動に対して、常に一貫した態度をとるということも、しつけには大切です。

犬が人を噛んだとき、噛まれた相手によって怒ったり怒らなかったり、また、飼い主が勝手に「甘噛みだろう」と判断して許したりすることは、犬を混乱させるだけです。
犬は、確かに頭の良い動物ですが、良い時と悪い時の状況の判断はできません。
ダメだと決めた事をしてしまった時は、どんな状況であろうと制限や禁止をして叱り、正しい事をした時はどんな時でもすぐに褒めるようにしましょう。
また、「ダメ!」と声にしてはみたものの、きちんと最後まで制限や禁止が出来ていないなど、叱り方が中途半端になることが続くと、犬は「駄々をこねれば通る」ということを覚えていきます。
そうなってしまったら、その以後のしつけは一層難しいものになってしまいます。

犬に対する号令を統一することも必要です。
当然ですが、犬は人間の言葉を十分に理解することは出来ません。
一つのことに対していろいろな言葉で命令することも、犬を混乱させることになります。
分かりやすいアクセントをつけた短い言葉を、しつけをする人間全員が統一して使うようにしてください。

最後に、しつけを行うときは、その場ですぐに行うようにしましょう。
叱る場合も褒める場合も、犬が行動を起こしたらすぐに声を掛けます。
時間が経ってから声を掛けても、犬は何のことを言われているのか分からず、せっかくのしつけも意味がなくなってしまいます。

ニックネーム sshitukedog at 17:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

信頼関係を築く

犬のしつけにとって、順位の確立は非常に大切なことに変わりはありませんが、全てを上下関係だけで解決させることはできません。
リーダーと認めたものの命令に従うということは、リーダーが群れを守ってくれているという安心感に裏づけされているもので、いわば上下関係は、信頼関係の上に成り立っているといえます。
犬のしつけにおいても、この信頼関係は、非常に大事になります。

信頼関係を得るためには、まず、犬の個性を見極めましょう。
犬にも人間と同じように、いろいろな性格があります。
人懐っこい性格や人見知りする性格、積極的か消極的か、長所短所を含めて、性格や個性を把握しましょう。
そのためには、犬の行動や表情をよく観察します。
時間を掛けて犬を見守っていくうちに、臆病で小さな物音にもビクッとする犬や、発育が遅れ気味で活発的でない犬など、それぞれの個性も見えてきます。
その上で個性に合わせたしつけを考えていきましょう。
しつけを始める前に、犬との間にこうした時間を持つこと自体も、信頼関係を築いていくことに繋がります。

何が何でも犬より上位に立たなくてはという思いや、絶対に服従させるということばかり考えていては、犬との信頼関係は築けません。
犬の性格や飼い主自身の性格に合わせて、しつけの項目を増減したり、しつけていく順番を変えていくことも重要です。
なにより、性格や個性に応じたしつけは、飼い主にも犬にもストレスがかからずに済みます。
ニックネーム sshitukedog at 17:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リーダーになる


犬をしつけるための基本中の基本は、飼い主が犬のリーダーになることです。

犬は群れの中で縦社会を築いて生活するという習性を持っています。
自分の立場が、相手に対して上か下かという順位の決定を常に行い、順位が上のものの命令には従わなければなりません。
順位の一番上に立つものは、絶対の権力とともに、群れを守っていくという役割も担わなくてはならず、統率力も必要です。
下の立場のものは、自分より上の立場のリーダーの命令に従わなくてはならない代わりに、群れを守っていくという仕事をしなくても済み、リーダーに群れ全体が守られているという安心感を得ながら生活していくことができます。
そのため、自分を任せることが出来ないと判断されたら、リーダーは失格です。
統率力は失われ、命令を聞くことはなくなります。

このように、犬のしつけには、飼い主がリーダーになるということは絶対不可欠なことですが、決して簡単なことではありません。
リーダーとして、常に、犬から信用されるような行動をとらなくてはいけません。

一緒に暮らす家族や、そのほかの人間、周りの犬の間でも、犬は自分の順位の確認や決定を行っています。
飼い主はそれらも全て念頭に入れておかなくてはなりません。
犬が自分より順位が下だと判断した者を、リーダーである飼い主が、上位である自分より可愛がるようなことは、犬には理解できないことになります。
そういう意味で、特に家族間の順位付けでは、必ず犬が最下位になるようにする必要があります。



ニックネーム sshitukedog at 17:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする